現代アート、入門しました
写真と大絶賛すれ違い中の写真家Danです。
最近、藁にもすがる思いて
現代アート、入門しました。
教科書はこの本
(「BOOK」データベースより)たとえば一九一七年に発表されたデュシャンの『泉』。この作品は工業製品である便器がそのままアートとして出品されたものだ。仲間のアーテストたちにも「はたしてこれはアートか?」と理解されなかった作品が、なぜ今現代アートを代表する作品といわれるのか?さまざまな作品を俎上に載せながら、現代アートの「わからない」をごくフツーの人の立ち位置に立ち、難解な解釈から解き放たれた「よくわかる」現代アートとの付き合い方、鑑賞法を探り当てる。初心者だけでなく、アート鑑賞の新たなノウハウにも学びが得られる一冊である。
本の中で紹介されている作品は、
マティス、ピカソ、カンディンスキー、モンドリアンなど有名なアーティストの作品ばかり。
著者の助けを借りながら背景を学び、
作品を鑑賞していく。
そうすると、すでに見たことがある作品でも、
途端に全く違った作品として、
自分の中で認識されるので
読んでいてとても痛快だった。
中でも衝撃を受けたのが、
上記の概要にもあるデュシャンの『泉』
標準的な男性用小便器を購入後、
排水口の部分が正面に来るようにし、
正面に “R. Mutt 1917″と署名した作品。
ご覧の通りひっくり返されたただの便器。
この本で初めて知った作品なのだけど、
背景を知ってから見ると
これがまた面白い。
ただの便器、であるのだが、
同時にデュシャンの思想の塊のような作品なのだと知った。
僕は現代アート初心者なので、
このデュシャンの『泉』について興味を持った人は、
この本か他のサイトを見てみて欲しいのだけれど、
こうやって現代アートを勉強してみてよかった。
これで自分も「思想」や「主義」を反映した
イカした写真を撮れるようになる!
そういうことじゃないけど、
そういった写真もアリなんだ、
ということを知れた。
それだけで、
写真家としては大きな一歩だったと思う。
もう少し色々な本を漁って勉強してみよう。
何かあるかも、、、
<参考リンク>
・泉 / Fountain 20世紀美術のランドマーク作品
・マルセル・デュシャンの「泉」。で、なんでこの便器がアートなの??